インプラントの寿命はどれくらいもつ?

歯の模型

インプラントはブリッジや入れ歯などの一般的な歯の治療方法と比べて圧倒的な寿命の長さを誇ります。
例えば入れ歯やブリッジの場合は5年から7年で寿命を迎えてしまう事がほとんどですが、インプラントの場合は10年後の平均残存率が9割を超えています。
また、メーカーの中には10年間の保証をつけていたり、インプラント保証会社が10年間の保証を確約してくれるシステムもあります。
長寿だからこその保証にほかなりません。

もちろん、10年後の残存率9割というのはあくまで平均的な数値で、すべての人が当てはまるわけではありません。
しっかりとメインテナンスしていれば20年30年と長期間にわたって使い続けることができるのは確かです。
インプラントを埋め込む顎の骨の状態や歯科医師や技工士の技術、手術後の日常生活におけるセルフケアなどによって寿命は異なります。
できるだけ長く使い続けるためにはこれらのポイントを押さえておくことが大切です。

長寿命の前提として歯科医の技術力や設備、人工歯根の品質が優れていることが条件になります。
インプラント手術が可能かどうかを見極め、的確な位置に人工歯根を埋め込む技術と設備がある歯科医を選ぶこと、信頼性の高い高品質なインプラントを使ってもらうことが重要です。

そして手術後のメインテナンスがインプラントの寿命をながくする鍵となります。
インプラントの大敵は歯周病です。
自然の歯のように虫歯になることはありませんが、歯周病になると歯茎が痩せてインプラントを支えることができなくなったり、歯全体のバランスが崩れて寿命を短くする原因になります。
とはいうものの、何も特別なメインテナンスが必要になるというわけでもありません。
歯石や歯垢をためないように毎日のセルフケアを怠らないようにすることが大切です。

気をつけたいのはインプラントの歯周病ともいわれる「インプラント周囲炎」です。
これは自然の歯にはない病気で、進行が早く、放置すると骨が破壊されて歯が抜け落ちてしまいます。
自覚症状が出にくいために気づいた時には進行が進んでいることもあるので、定期的に歯科医によってメインテナンスと受けることが必要です。

もしも歯を失ってしまった時に、インプラントは以前と遜色ない歯の状態に近づけてくれる優れた歯科技術です。
きちんと管理していけば一生使い続けることも可能です。
毎日の生活の中でしっかりとケアすれば第2の永久歯となるでしょう。